長年ワンピースの中で“謎の国”として登場を待たれていた「エルバフ」。巨人族の故郷として描かれてきたこの国に対して、読者の間では「北欧神話がモチーフなのでは?」という考察が根強く存在してきました。今回は、その考察がどこまで的中していたのかを、物語の描写や設定と照らし合わせながら検証していきます。
考察①:「エルバフ=北欧神話風国家」説
最大の根拠は、エルバフの戦士たちが“戦いを名誉とする文化”を持ち、“戦死を恐れない”という思想を持っている点です。これは北欧神話に登場する“ヴァイキング”や“ヴァルハラ”の思想と酷似しており、ファンの間では早くから注目されていました。また、“槍や斧”を使う巨人たちの武装や、兜の形状などもヴァイキング風です。
考察②:「エルバフ王=ロキ」説
エルバフの王子の名前が“ロキ”であることも、考察勢を大いに沸かせた要因です。“ロキ”は北欧神話における“悪戯の神”であり、変幻自在・裏切りの象徴として知られています。現時点で作中のロキ王子の性格や行動はほとんど描かれていませんが、その名前から「裏の顔を持つのでは?」という深読みがされています。
考察③:「巨人の国の建築様式・自然描写」説
最近の描写では、エルバフには“雪山”や“針葉樹林”のような寒冷な自然環境が広がっていることが分かってきました。これもまた、北欧スカンジナビア地方を連想させるもので、読者の中には「完全に北欧モデルでは?」とする声もあります。建築物も“石造り”や“巨大な門”などが描かれており、神殿や古代北欧の砦のような雰囲気が漂っています。
検証まとめ
以下は各説の検証結果です:
・エルバフの思想と文化=北欧モチーフ → 的中
・“ロキ”という王子名 → モチーフ的に確定(描写は保留)
・自然・建築の北欧風描写 → 的中(雪・斧・石造り)
まとめと今後の展望
エルバフが“北欧神話の国”をモデルにした設定であることは、現時点でほぼ間違いないといえる描写が揃ってきました。今後は、“ロキ王子”の性格や役割、そして“巨人族が世界政府や空白の100年にどう関わるのか”が考察の焦点になってくるでしょう。「考察アンサーズ」では引き続き、エルバフに関する新情報を追いながら考察検証を続けていきます。