【進撃の巨人考察検証】ミカサENDは賛否両論だった?結末予想と読者反応の答え合わせ

『進撃の巨人』最終話で描かれた“ミカサEND”は、国内外問わず読者の間で大きな波紋を呼びました。「まさかミカサがエレンを討つとは…」「ヒストリアエンドを予想してた」など、連載中に飛び交っていた多様な予想と、実際の描写のギャップに驚いた人も多かったはずです。今回は、ネット上で話題となっていた代表的な結末予想を振り返りつつ、どれが的中し、どれが外れたのかを答え合わせしていきます。

考察①:「ミカサがエレンを討つ」説

最終決戦で「エレンを討つのはミカサでは?」という説は、物語終盤にかけてじわじわと支持を集めていました。特にエレンが「お前が俺を止めてくれ」とアルミンに語ったセリフや、ミカサの「もし別の選択をしていたら」という夢想描写がその伏線として捉えられていたからです。実際、ミカサは巨人の口内に突入しエレンを討ち果たすという展開になったため、この考察は的中と言えるでしょう。

考察②:「ヒストリアと結ばれる」説

物語中盤でヒストリアとの接触が描かれ、「エレンの子どもはヒストリアの子では?」という説が強く支持されました。また、王家の血と始祖の力の関係から「エレンはヒストリアと共に世界を変える」とする予想もありましたが、実際にはヒストリアは別の男性との間に子をもうけており、この考察は外れという結果に。ただし、作者が「恋愛描写は控えたかった」と語っており、“断定されない含み”を持たせた形でもあります。

考察③:「鳥=自由の象徴=エレン」説

最終話で登場する鳥が、エレンの魂や象徴であるという説も多く語られました。エレンの「自由を求める姿」と、「空を飛ぶ鳥」が重なる演出が随所にあったため、読者の間では“鳥END=自由END”という読みが広がりました。明確にエレンが鳥になったとは描かれていませんが、“ミカサのマフラーを巻く鳥”という演出から、演出的中と言えるでしょう。

考察の答え合わせ

・ミカサがエレンを討つ → 的中
・ヒストリアと結ばれる → 外れ
・鳥=自由=エレン象徴 → 明言されていないが演出的中

いずれも読者の間で考察されていたが、物語はそれらを“ややずらした形”で描かれました。

まとめと今後の展望

ミカサENDは、予想されながらも“感情的衝撃”のある描き方がされ、多くの読者の記憶に残る結末となりました。海外では賛否が割れたものの、“エレンとミカサ”という2人の物語に決着をつけた意味は大きく、考察勢にとっても検証しがいのあるテーマだったといえるでしょう。「考察アンサーズ」では今後も、完結作品を題材に、ネット考察の的中・外れを答え合わせしていきます。

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